私は4月から特定行為研修が開始だったのですが、3月の始めに全体のオリエンテーションがありました。かなり緊張しながら、様々なシステムの説明、共通科目や実習に関する説明を受けたので、その時のオリエンテーションの内容はうろ覚え状態でした(笑)後で冷静に考えると、研修開始前にこれを準備しておけばよかった、これをもう少しやっておけばよかったと思うことがあるので、皆さんにお伝えしたいと思います!
特定行為研修開始前に準備しておきたいもの
パソコン
皆さんは、パソコンはお持ちでしょうか?私は7年前に購入した14インチのノートパソコンを持っていました。しかし、タブレットとパソコン両方として使える2in1タイプ軽量のものではなく、重量がかなりあったため持ち運びには苦労するパソコンでした。特定行為研修では、共通科目ではe-ラーニングの受講がありますし、実習をする病棟で自身のパソコンを開いて作業をする場面もあります。そのため、持ち運びのしやすい軽量のノートパソコンを持っておくとかなり便利です。というか、必須です。
私は、共通科目まではその14インチのノートパソコンを使用していたのですが、さすがに実習で14インチのパソコンを持ち歩くのは難しいと考えました。指定研修機関で、12.5インチのsurfaceを借りることができたので、教員に相談して貸し出してもらいました。半年間実習があったのですが、そのsurfaceをずっとお借りしていました。早く買えばよかったです(笑)新たにパソコンを購入される方は、もしかしたらOfficeのバージョンアップや設定が必要となるかもしれないので、早めに準備することをお勧めします。
その他に必要な機材としては、レポートなどのデータを残すUSBが必要だと思います。また、私が研修を受けた指定研修機関では、実習で身体診察と技術のチェックがあったので、その動画を記録するために8GBのSDカードとメモリーカードリーダーも準備をしました。これらについては、指定研修機関の実習方法で変わると思うので確認してみてください。
教材
3月のオリエンテーションでは、使用する教材を紹介されました。様々な教材があったのですが、医学書院出版、山内豊明さん著の「フィジカルアセスメントガイドブック 目と手と耳でここまでわかる」はとてもオススメです。身体診察の実習があり、私の周囲の研修生も皆購入していました。特定行為研修を受けなくても、日々の仕事でも勉強になる教材だと思います。あとは、定番の「病気が見える」はレポートを記載するにも共通科目のテストを理解するにも使用しました。また、自分が研修を受ける特定行為区分の教科書ではメディカ出版の「看護師特定行為区分別科目研修テキストシリーズ」がオススメです。私はそのシリーズの「栄養および水分管理に係る薬剤投与関連」を購入しました。
私は、教材についても準備不足であったため先輩看護師から「病気がみえる」の全シリーズをお借りしました。そのあとに少しずつ追加購入していきました。専門書でほしいもの全部をそろえると金額が結構かかるので、メルカリで教材をそろえた、という研修生もいました。
人脈
特定行為研修前までに準備しておきたいもの3つ目は人脈です。これは、本当に大切だと思います。私は幸いにも同じ職場にいる2人の先輩が特定行為看護師でした。2人に、レポート作成や事例選定のコツなどを教えてもらい、特定行為研修で不安なことはすぐに聞くことができました。特定行為看護師はまだまだ少ない状況ですので、私のようになかなか相談することが難しい方もいると思います。その時には、オリエンテーションのときに人脈を作っておくことがオススメです。
私は、かなりの人見知りなのですがオリエンテーションの時に同じ在宅・慢性期領域パッケージの研修を受ける訪問看護師さん2人と連絡先を交換することができました。また、その後も共通科目のテスト前に指定研修機関で講義を受ける機会があったのですが、そのタイミングで研修を受けている研修生全員と連絡先を交換することができました。連絡先を交換することで、テスト対策についてや実習の注意点を情報共有することができたため、研修をできる限りスムーズに進めることができました。
まとめ
特定行為研修を受けることが決定した後はなかなか落ち着かないと思います。今回の記事を読んで、特定行為研修の準備を進め、安心してもらえたらと思います。
特に、人脈を作るのは本当に大切です。自分一人では何が正解なのか、このまま学習を進めてよいのか迷う場面が多いです。その時に相談できる相手がいると、安心することができます。また、励まし合いながら研修を進めると、精神的にも落ち着いて実習を進められると思います。ぜひ、オリエンテーションや講義の場で勇気を出して、隣の人に声をかけてみてください。
コメント